JAW JOINT CARE
顎関節症のご相談
顎の痛みや、口の開けにくさが気になる方へ。
顎の痛み・口の開けにくさをご相談ください
口を開けると痛い、噛むと顎が痛む、耳の前で音がする、口が開きにくいなどの症状を伺い、筋肉や関節の状態を確認します。顎関節症には複数の状態が重なっている場合もあり、症状だけで型を判断することはできません。

顎関節の炎症が疑われる場合
関節に負担がかかって痛みや炎症が生じている場合は、必要に応じて消炎鎮痛薬を用い、無理な大開口、硬い物を噛むこと、強い食いしばりを避けて経過を確認します。安静とは、食事や会話をすべて控えることではなく、痛みを誘発する過度な負担を減らすことです。
発熱や強い腫れを伴う場合、外傷後の痛みなどは、感染や骨折などの確認が必要です。単に様子を見るのではなく、早めにご相談ください。

顎関節症の病態分類
- 咀嚼筋痛障害(Ⅰ型)
- 顎関節痛障害(Ⅱ型)
- 顎関節円板障害(Ⅲ型)
- 変形性顎関節症(Ⅳ型)
これらの病態が重なっている場合もあります。診察や必要な検査で状態を確認し、治療方法をご説明します。
咀嚼筋痛障害(Ⅰ型)
噛むときに使う頬やこめかみの筋肉などに痛みが生じる状態です。食いしばりなどの負担を見直し、必要に応じて鎮痛薬や、筋肉の緊張を和らげる薬を検討します。薬の適否は持病や服用中のお薬も確認して判断します。
症状が続く場合や慢性化している場合は、スプリント療法(マウスピース型の装置)や運動療法、筋肉のケアなどを組み合わせて検討します。スプリントは慢性化した場合だけに限る治療ではなく、状態に応じて選択します。

顎関節痛障害(Ⅱ型)
耳の前の顎関節や周囲の組織に痛みが生じる状態です。大きな開口や噛む力など、関節への負担を減らし、必要に応じて消炎鎮痛薬を使用します。痛みや開口の状態を再評価し、スプリント療法や適切な運動療法を検討します。

顎関節円板障害(Ⅲ型)
関節の中でクッションの役割を担う「関節円板」の位置や動きに問題がある状態です。口を開けると円板が戻る「復位性」と、戻らない「非復位性」があります。
復位性:開け閉めの際に音がすることがあります
カクッという音だけで痛みや動きの支障がなければ、説明と経過観察を行う場合があります。痛みがあるときは負担の軽減や薬物療法などを検討します。
非復位性:口が開きにくくなることがあります
口が急に開きにくくなった場合は、早めに診察を受けてください。診断に応じて、歯科医師の指導による開口訓練やスプリント療法などを検討します。ご自身で無理に顎を動かして戻そうとしないでください。改善が難しい場合は専門医療機関をご紹介します。

変形性顎関節症(Ⅳ型)
顎関節の骨に変化がみられる状態で、痛みや動かしにくさ、ザラザラした関節音を伴うことがあります。画像上の変化だけで治療を決めず、症状や機能を評価します。
負担を減らす生活上の工夫や、必要に応じた薬物療法、スプリント療法、運動療法で、痛みの軽減と機能の改善を目指します。強い症状が続く場合や精密な評価が必要な場合は、専門医療機関での検査・治療をご案内します。

スプリントと日常生活のケア
スプリントは、お口に合わせて作る取り外し式の装置です。使用時間や調整間隔は状態に合わせてご説明します。装着して痛みや噛み合わせの違和感が増した場合はご相談ください。
食事以外の時間は上下の歯を接触させ続けないようにし、頬杖や長時間のガム、強い食いしばりを見直します。痛みの強い時期には負担を減らしますが、長期間動かさないのではなく、状態に応じた運動を指導のもとで行います。
口が閉じなくなった場合や、急な強い開口障害、発熱・腫れを伴う場合は、速やかに医療機関へご相談ください。

